※子どもの目線&記憶のため、別の視点からだと記憶違いもあると思います。あくまでわたし個人の記憶です。
「コレせぇ」
そう言っておっさんに差し出されたのはドバイバー用の白い手袋。
もちろん大人サイズだから指が余る。
バチを持って叩いてみた。
痛くない∑(゚Д゚)
やや、世間を斜めに見ている子どもだったけどおっさんが神に見えた。
しかし・・・
滑る。
バチが飛んでいく。
痛くないけど、変な力が入って叩きにくい(。-_-。)
「コッチせぇ」
そう言っておっさんに差し出されたのは、やはりドライバー用の白い手袋。
しかし・・・
滑り止めがついてる!!
この人、天才か(*☻-☻*)
痛くない!叩きやすい!
ドラクエのレベルアップのファンファーレが頭を流れた。
「こんぼう」から「はがねのつるぎ」くらいのレベルアップアイテム。
いや、マストアイテム!
それ以来、手袋なくては叩けなくなったほど。
手の痛みを気にしなくてよくなったから、ますます熱中した。
お兄さんたちが奪い合うように太鼓をやる中、師匠はいつでもわたしを隣に呼んでくれた。
1人だけ女で小学生で輪に入れないわたしに、おっさんたちはいつも言ってくれた。
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