代表のひとりごと

獅子舞との出会い #3

※子どもの目線&記憶のため、別の視点からだと記憶違いもあると思います。あくまでわたし個人の記憶です。

 

「コレせぇ」

 

そう言っておっさんに差し出されたのはドバイバー用の白い手袋。

もちろん大人サイズだから指が余る。

バチを持って叩いてみた。

 

痛くない∑(゚Д゚)

 

やや、世間を斜めに見ている子どもだったけどおっさんが神に見えた。

しかし・・・
滑る。

バチが飛んでいく。

痛くないけど、変な力が入って叩きにくい(。-_-。)

 

「コッチせぇ」

 

そう言っておっさんに差し出されたのは、やはりドライバー用の白い手袋。

しかし・・・
滑り止めがついてる!!

この人、天才か(*☻-☻*)
痛くない!叩きやすい!

ドラクエのレベルアップのファンファーレが頭を流れた。
「こんぼう」から「はがねのつるぎ」くらいのレベルアップアイテム。
いや、マストアイテム!

それ以来、手袋なくては叩けなくなったほど。

手の痛みを気にしなくてよくなったから、ますます熱中した。

お兄さんたちが奪い合うように太鼓をやる中、師匠はいつでもわたしを隣に呼んでくれた。
1人だけ女で小学生で輪に入れないわたしに、おっさんたちはいつも言ってくれた。

 

「あゆみちゃん、行け」

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