代表のひとりごと

噂を信じることの愚かさよ

むっちゃ勘違いされとるよ。

自称「説明が得意ではない」妹が自治会の集まりで獅子舞応援団と雷会の話をしてくれた。

とんでもなくねじれた噂が回っていたそうな。

「本番にしか帰ってこん東京に住んどるやつが、讃岐獅子舞保存会に入って、宮尾の獅子をイベントに引きずり回そうとしよる。」

爆笑せずにいられるだろうか。

大きな間違いがありすぎて、誰の悪意なのか考えるのもアホらしくなりました。

こんな噂話を信じて村八分にする田舎の閉鎖的なところは本当に残念。
なぜ、直接真実を確かめようとしないのか。

それは簡単。
その方が楽で都合がいいから。

「保存会はイベントがやりたいだけの集団」

讃岐獅子舞保存会について昨年知った時、わたしに入ってきた噂も似たようなものでした。

だから代表に連絡して直接お会いして、真意を確かめたのです。
やはり田舎の噂なんて、誰かの悪意が入ってねじれるものだと確信しました。

イベントは手段に過ぎず、もれなくみなさん、奉納の獅子舞に誇りを持っていて、祭りの奉納をとても大切にしていました。

少し考えればわかる簡単なことです。

会社でいうと、
奉納は会社の大切な「商品(職人)」
イベントは「広報・営業」
といったところでしょうか。

つまり「商品(職人)」しかいない会社のようなものです。
職人しかいない会社が今どうなっていることでしょう。
「時代の流れ」と言い訳して諦めて辞めてしまっていませんか?

生き残っているのは「商品(職人)」はもちろん「広報・営業」が不可欠です。

本丸はどこか。

さて、宮尾の自治会。
これだから暗礁に乗り上げると分かっていたから、最も信頼できる師匠に最初に相談に行ったのです。

それから会長さんや、現在の年長者にも電話したし、会に出て欲しい、直接話したいといってもなんやかんやで断られ。
そしてこれですわ。

大笑いです。

今この地域には頼れるリーダーが何年も不在です。

そんなんで、自治会で獅子舞の歴史や舞の説明をできる人は現在いないため、そこを知りたがっていた自治体の方を見かけたので畑でトーク。

最初怪訝そうな顔をしていたのは噂話のせい。
でもすぐ理解してくれて、
「そーゆーことか、それなら応援します!」

直接話せば分かってくれることも知っているからこれでいいと思う。

それから宮尾獅子の歴史やその辿り方の手がかりなど、師匠と話してきた情報を共有。

雷会も、讃岐獅子舞保存会も各々参加者の本丸(最終目標)は違っていていいと思う。

目的と手段が近いから協力する。

本丸を見失うと、低俗な噂話や些細なことに心を痛めてしまうかもしれない。

歴史は繰り返す。

温故知新。
基本を知ってそれをアレンジするものは「粋」なものとして受け入れられる。
基本を知らずに崩すとそれは軸がないため「イキっとる」になる。
基本どころか崩されたものだけを教わってしまうと「迷走・混乱」になる。

だから「基本」に帰りたくなる。

今の流れはそれだと思う。

師匠に教わった「基本」
それを思春期を言い訳に教わることを嫌がった「崩し」
「基本」を知らないから「崩し」しか伝えられない現状

そして「崩し」しか知らないから「基本」を知りたくなる

ネガティブパーティーのコミュニティ。

できる人ほど早めに見限って、残念な人が残るのはコミュニティや会社組織でよくある話。

良いコミュニティと残念コミュニティの見分け方は簡単。
「ネガティブパーティ」で盛り上がるのが残念コミュニティ。

情熱のある人ややる気のある人はそのコミュニティからどんどんいなくなる。
そしたらもう潰れるしかないのだけど。

でもわたしは「ネガティブパーティー」は好き。
そのネガティブ(できない理由)を全部潰していくのが好きだから。

思いもよらない「ネガティブ」が出てくるから面白い。

たいていは「自分の都合や好み」を多数の意見のように装っているだけで、私生活に問題がある結論になりやすい。
つまり、「イキった意見」は恥をさらしているだけなのよ。

想像力のなさも垣間見えるから、観察するのはとても興味深い。

歴史もそう。

口伝の伝承は何かと噂の要素が強い。

誰かの解釈が付け加えられた研究結果ほど信用できないものはない。
材料(事実)から再度検証が必要だと考えています。

しかし、その材料(事実)がほとんど残っていないから焦る。

「ドウヤブリ、トウヤブリ、チョウヤブリ、ロウヤブリ」だけでもそう。
漢字は後からつけられたものと考える方が良い。

意味は「直会」のようだけど、能や雅楽、茶道、合気道、古武術、そしてもちろん神社の歴史などからも検証した方が良いのではないかと思う。

日本全国獅子舞マップ。

各地神社の式典と獅子舞、舞方やその形を合わせてマップにすると発見があると思う。
それを発信することで、思いもよらないところからヒントや資料が現れるのではないか。

三木町をまとめるのさえ苦労しているのでとてつもない作業になる。
でも、やる価値はあるし、今はじめないとすでに手遅れかもしれない。

少なくとも狛犬と獅子舞は全く分けて考えないといけない。

中国から渡ってきたというが、神社の神事、奉納されるようになったことや露払いの役割などは独自文化としか思えない。

なので古事記を音で読み解くところにまで興味が向いてしまった。

そんなこんなで噂話を鵜呑みにしてはいけない。

さてさて、いろんな意味で、今年の祭りが楽しみです。

そうです。
わたしは典型的なO型でタイヘン腹黒いのです♪

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