代表のひとりごと

2017年秋祭り 〜第一章から第二章へ〜

秋祭帰省

毎年、ソワソワしていた秋祭帰省。
↓帰省組のソワソワした気持ちをダイジェストで↓

今年の祭りはいつ?

土曜の朝から遣うから、金曜の夜には帰りたい。
金曜午後半休?
本祭りが終わるのが6時くらいだとしたら日曜に帰るか、月曜に帰るか。
月曜午前半休?
金曜も月曜も休んじゃう?
練習も出たいけど、金曜の夜は飾り付けだから練習できない。
木曜半休で帰っちゃう?
月初に二日半休むなら、仕事の引き継ぎまとめておかないと。
お土産は、買う暇ないね。

天気どうだろう?

祭りが翌週に延期したら今年はあきらめるしかない。
雨だけは降らないで。

「まんで願」「獅子舞王国」?なにそれ?

祭りだけでも帰省に時間・お金・仕事の調整あるのに、出られんよ。
翌週の地神祭さえ帰れないのに。
どこでもドアがあれば全部参加できるのに!

バチ放したくない!

獅子舞するために帰ってきたのだから休むことなくずっとやりたい!
マジで?練習なしのぶっつけ獅子頭!?
誰か教えて〜>< →動画に頼る

あれ?人少なくない?

去年もあの人来なかったな。
これ、続けられるの?

舞の質落ちたなぁ。

練習にやっと来れても、教えれる人がおらんのか。
子どもの頃は層が厚くて奪い合うように必死で覚えたけど、この子たちはハングリーやないんやなぁ。
このくらいの歳頃はもうあれこれやってたなぁ。
な〜んて思ってしまう歳なのか、自分。。。

でも今年は違った!

毎年、お祭りで顔見知りだったメンツとはじめて祭り以外で集まって祭りや獅子について話すことができた。
継続について、似たような思いを抱いていたのか。
勢いをつけたい、なんとか盛り上げたい気持ちは同じだ。

わたしは旦那様の理解と協力を得て獅子舞のために仕事を辞めた。

獅子舞帰省としてはじめて、練習参加のために月曜から帰省した。
昨年引退してしまった「竹バチ作って半世紀」の竹バチ師匠にバチの作り方も教わりに行った。

練習初日

鳴りものではなく、獅子舞の前後を覚えようにも指導者がいない。
練習するにも人が足りない。

引退されて久しい獅子舞の師匠と父にお願いして練習を見に来てもらった。
些細なことも逃すまいと、動画で撮る。
わからないながらの試行錯誤よりも客観的に舞を見て指導してもらえると助かる。

ああ、昔は道具を奪い合い、競うように練習していたなぁ。
道具がなくてもエアで練習してたなぁ。

動画の力

数年前から妹が動画を撮るようになった。
門遣いとか、動画で撮る。
すると「見せて」になる。
「あれ?下手くそやな?」って研究心が芽生える。
動画にフォーカスしたことで、ほんの少しでもは成長できただろうか。

そして今年はウチら世代だけだった

練習どころか祭りにもおっちゃんたちはなんやかんやで来れなくて1人もいなかった。

それで気づいた。

演舞中に獅子を守る人がいない

遍路とか、外で遣う時は花壇や庭木、車に獅子が当たらないように気を配る。
神社でしっちゃかめっちゃかひしめき合う時は隣の獅子舞との間に立つ。
狭いスペースでやる時は更に屋台や家屋、3Dで気を配る。

それができる人がいなかった。

太鼓を叩いていると獅子がぶつかりそうでヒヤヒヤした。
交代や見ている人数はいるのに誰も気がつかない。

そうか、舞だけではなくてそーゆーところも受け継いでないのか。

いつもならおっちゃんが必ず獅子を守ってくれていた

屋台の横で獅子が舞うことが何度かあった。
屋台の持ち手に獅子がぶつかりそうなのに誰も気づかない。

舞い手に曲を変えないで、もっと屋台から離れてと合図しても伝わらない。

太鼓の手を止めて持ち手を引くしかなかった

昔はこんなの目配せだけの以心伝心だった。
舞が終わって女の子たちを集めて獅子を守るよう指示した。
舞が始まる前に獅子を守るためのフォーメーションに立ってもらう。

女の子が獅子をおどおどしながら守る姿が可愛くてたまらなかった。

中の人にちゃんと伝えないといけないから、触っていいし押していいんだよ。

でも、中に入ったことないからオドオド。
かわいい〜!

今年、おっちゃんたちが1人もいなかったことで気づけたことを大切にして欲しいなぁ。

獅子舞と殺陣

関係ないのですが、わたし、殺陣のインストラクターをやってました。
時代劇のチャンバラです。

殺陣で主役のことを「芯」といい、脇役のことを「カラミ」と呼びました。

「芯」が目立つしカッコいい

遠山の金さんとか、座頭市とか。
あの「芯」がカッコよくあるために「カラミ」は更に高い技術が必要です。
「芯」が素人でも「カラミ」がプロならとてもかっこいい殺陣になります。

「獅子頭」が目立つしカッコいい

獅子舞にもそれを感じます。
やはり獅子頭がかっこいいのです。

でも獅子頭がカッコよく舞うために欠かせないのが「後」
油単さばきと、前の動きを熟知した足さばき。
「後」は目立たないなぁなんて思ってたけど、いざ自分が「頭」をやってみたら「後」の重要さに即気づき、先に「後」を覚えることにしました。
なぜなら「後」人材がウチの連では不足してるから。
なんとなく動ける人はいても、「頭」を活かせるほどできてるとは言えない。

「後」に油単と足さばきの上手い人が入って初めて獅子舞が美しい。

酔っ払いあるある

毎年、なんやかんやある。
みんな酔って騒ぐのが祭りだから、ほぼ恒例行事でなんかある。
酔った勢いで揉めたり下品な言葉を発したり。

お酒は女&子どもたちに嫌われない程度にしておいてね。

担い手がいなくなる原因の一つがこれだということも覚えておいて欲しい

子どもの頃は、酔っ払いの下品な会話が嫌で、練習終わったら父や娘のいるおっちゃんにずーっとくっついてたなぁ。
娘持ちのおっちゃんらは比較的、女&子どもへの配慮や気配りをしてくれていたから。

だから、そんな気配りのできるおっちゃんたちや女性がいないと子どもは居づらくなるんですよ。

身に覚えのある方、お酒を飲むとまったく記憶がない方、騒いで楽しむのが祭りだけど、少しばかり配慮いただけると女&子どもも楽しめます。

そして第一章〜獅子舞プロモ動画〜

なんやかんやするのにプロモの素材が欲しかった。
これを持ってやっと動き回れる。
早速、都内の飲み会や集まりで見てもらうと大好評。
都内で獅子舞をやりたい方や練習場所を提供してくれる方、獅子舞をアピールできる大きなイベントを紹介してくれる方が続々と現れました。

都内で獅子連立ち上げます。
演舞できるところあります。

 

獅子舞やめてしまった獅子組の方!
道具貸してください!
道具預からせてください!
道具譲ってください!

都内や海外で讃岐の獅子舞をアピールして、「聖地巡礼讃岐の旅」に繋ぎます!

獅子舞プロモ第二章が始動します!

私たちと一緒に獅子舞を楽しみませんか?

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