アニメ「鬼滅の刃」公式サイト
抑えておきたい「鬼滅の刃」のポイント
獅子舞の継承を考えるのにとてもヒントになる描写がある。
それが「ヒノカミ神楽」と「日の呼吸」
その世界観を知るためにも見ておきたいのが「神回19話」
「神回19話」を楽しむためにもアニメを最初から全部見ることをお勧めします。
ヒノカミ神楽
【第8巻発売まであと1日!】
2月26日発売「鬼滅の刃」Blu-ray&DVD第8巻には #花江夏樹 さん #鬼頭明里 さん #松岡禎丞 さんが参加するオーディオコメンタリーが収録されます!▼試聴動画も公開中です!https://t.co/qLSRVACDo6
様々な角度からお楽しみいただけますと幸いです。#鬼滅の刃 pic.twitter.com/0p4nbv6lxo
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) February 25, 2020
神回19話
【鬼滅 台湾人気に「神回」存在】https://t.co/Ec044uDlQN
7月11日、台湾でも大人気「鬼滅の刃」ファンによるイベント会場には、長い列ができていた。同作アニメの19話「ヒノカミ」が、台湾における「鬼滅」人気に火をつけたと、台湾在住ライターは解説する。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 16, 2020
獅子舞と痣の者
さて、「鬼滅の刃」の抑えるべきポイントを復習したところで獅子舞の継承に当てはめてみよう。
主人公・竈門炭治郎が「日の呼吸」を完成さたトリガーがこちら。
- ヒノカミ神楽の継承
- 呼吸の理解
- 先祖の記憶
はい!もうピンときたでしょう。
《型=ヒノカミ神楽》の継承から《本質=呼吸・記憶》に辿り着き《完成》した
《型》か《本質》かで悩んでいた継承は《型》を伝えれば良いということになります。
では《本質》は不要なのか?
そうではありませんが、《本質》まで求めた者だけが辿り着けるのが《完成》です。
《完成》とは何か。
《完成》とは「痣の者」の領域に行くこと
- 全集中の呼吸
- 透明な世界
トランスとかゾーンとか言われているあの世界に行けます。
最初はそのトリガーに「先祖の記憶」が必要だと思っていました。
「先祖の記憶」とは「ソウル獅子舞」「身土不二」
その土地の民俗芸能をその土地のものが受け継ぎ、祭の日にその土地と繋がることで《完成》するのかなと。
しかし、東京讃岐獅子舞のメンバーも入っちゃんたんですよ。その世界に。
ということは「先祖の記憶」とは、「獅子舞をやる意味」を知ることだったのだろう。
獅子舞の日輪刀
「呼吸」ができても「日輪刀」がないとダメ。
「日輪刀」があっても「呼吸」ができないとダメ。
そんな一心同体、切っても切れない関係の「呼吸」と「日輪刀」
4ピースバンドの「ボーカル・ギター」と「ベース・ドラム」
野球の「ピッチャー」と「キャッチャー」
そして獅子舞の「獅子」と「太鼓と鉦(演奏)」
獅子舞で「日輪刀」に当たるのは「太鼓と鉦(演奏)」
獅子舞では獅子だけがフォーカスされて軽視されがちな演奏。
しかし、舞と演奏両方揃っての獅子舞だから片手落ちでは《完成》しない。
祈りの力も発動しない。
東京讃岐獅子舞のボタンくずしがトランスしやすいのは「讃岐の獅子鉦」の効果が大きいと思われる。
和太鼓や讃岐の獅子鉦のとてもよく響く音色は場の波動を整えて一つにまとめる効果があると思う。詳しくは知らない。
更に大きな音はトランスしやすい。音楽フェスや爆音ライブが好きな人は経験ありで容易に想像できるでしょう。
トランスした先の世界は人それぞれなので、ぜひ体感して欲しい。
獅子の中に入らない太鼓と鉦も《完成=痣の者》する
獅子舞の呼吸
獅子舞はまるでジャムセッションのようで、全員の呼吸が合わないとトランスすることはできない。
獅子舞で重要な呼吸
- 身体を使う呼吸
- 一体となる呼吸
獅子を舞うときに腰を落として丹田を使う。浅い呼吸では姿勢が保てない。
獅子舞の演奏はメトロームで取れる拍ではなく、脈拍つまり呼吸を使う。
また、中の人は2人で一つの獣となるため呼吸を合わせる。
「隙の糸」みたいに2人が繋がるのがわかる時がある。人の気配が消えて一頭の獣になる。
呼吸を理解すると獅子舞の質が格段に上がる
獅子舞の階級表
「鬼滅の刃」に出てくる鬼殺隊には階級がある。
東京讃岐獅子舞も、オンライン練習で自分の目指すフェーズを自覚するために階級を作ろうとしていた。
参考にして作った階級表がこちら。
*鬼滅の刃では「当主」のところを「頭首」にしている
令和2年7月時点で【甲】は存在せず、最高位は【乙】
呼吸の理解がスムーズにできる者は上達が早いのだけど、苦戦する者もいる。
階級表を作ったおかげでメンバーの得て不得手の分析に繋がった。
階級表は己を知り、目指すフェーズを知るためのもの
隠と刀鍛冶の里
「鬼滅の刃」の素晴らしいところは「隠」や「刀鍛冶の里」にもフォーカスしているところ。余すことなくみんなで目的のためにそれぞれの場所でそれぞれのできることをやる。
獅子舞での「隠」は助っ人スタッフ。「刀鍛冶の里」は専門の職業や技術で関わってくれている人たち。
「隠」がいてくれるから獅子舞の本番に集中できるし、「刀鍛冶の里」のおかげで情報発信や企画ができる、なくてはならない人たち。
その他にも「育手」は地元の師匠や父。「藤の花の家紋の家」は何かとサポートしてくれる人や写真や動画撮ってくれる人たち。
師匠に教わったことだけど、ウチの地元の『カドヅカイ』は獅子舞を支えてくれる自治会の家々を感謝の意を込めた舞をしに回っているんだと。
だから「よろしくお願いします」ではじまり「ありがとうございました」で終わる。
関わる人たちへの感謝を忘れてはならない
まとめ
つまり翻訳のようなものだな。人は皆、持っている辞書が違う。抱いている概念を伝えるためには表現のすり合わせが必要なのだ
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