その出会いは思いも寄らないところだった。
2017年5月某日。
西荻窪のそれは小さな鍼灸院で僕らは出会った。
続!小説風にはじめてみました、獅子アホ代表あーちゃんです!
前回、「令和最初のGWはシシザンマイ」なんてタイトルのくせに三昧じゃねーじゃん!と思った方!
おっしゃる通りです!
わたしも思いました!
ということで続きです!
(ただ単に前回は途中で書くの飽きただけ)
シシザンマイ#2張り切って行ってみよ〜!
あれから2年
獅子舞あるあるNo1.
「他所の獅子は知らん」
プレイヤーほど「オラが一番」で他所は知らないもの。
しかし!東京で活動するということは、他所と縁ができるということ。
都内で活動をはじめて一番最初に知り合った他所の獅子がコチラ
はくい獅子舞保存活性化実行委員会のW氏(イニシャルトークしてもバレバレじゃね?)
(http://hakui-shishimai.com/)
石川県のはくい獅子舞、鳥取県の麒麟獅子舞、そして香川県の讃岐獅子舞と東京の我らをZOOMで繋いで
「全日本獅子舞サミットプレ」を行なったのもまだ記憶に新しい。
そんな羽咋(はくい)で2019.5.2に獅子舞奉祝を行うとの情報が入ってきた。
確か、、、翌日は富山県高岡市で獅子舞競演会。
すぐに地図を広げた。
ウソ。Google Mapを開いた。
羽咋神社…検索
ルート検索…高岡駅
車で約1時間の距離。
他所の獅子文化をライブで感じに行ってみたい。
そう願っていたが、そこそこ遠くて二の足を踏んでいた。
それをハシゴできるチャンスが訪れたのだ。
御即位奉祝のため獅子舞大集合
さて、何事もはじめての感動というものは一期一会で、大人になるにつれてその機会が貴重になるものである。
できる限り曇りなき眼で他所の獅子舞を見たくて、全く無知のまま羽咋神社に向かった。
羽咋神社で合流したはくい獅子舞保存活性化実行委員会の面々。
W氏と久々の再会。そして紹介される噂に聞いていたメンバーたち。
大きな声で言いたい。
なんだこのメンバーは!!
羨ましすぎるんですけど!!!
(詳細はまたそのうちに)
そしてこの祭り。
この時期の恒例祭りなのかと思いきや、
天皇陛下のご即位を祝うための自主的開催とのこと。
そのため、未だかつてない祭りとなり、神社全体がざわついている。
まだまだ始まるまで数時間あるにも関わらず、関係者も来場者もそわそわそわそわ。
はくい獅子舞保存活性化実行委員会のメンバーなんてそわそわ筆頭!
この世紀の瞬間をひと時も見逃すまいと臨戦態勢。
そう、この地域では1神社につき1獅子舞。
その獅子たちが地域の枠を超えて大集結するのだ。
すっげーかっこよくない!?
定例の祭りではなく、天皇陛下のご即位を祝う民衆の祭り。
天皇陛下にこの情報が届くかどうか関係ないの。
祝いたいから集まって祝うの。
めっちゃ粋やん!!
これぞ祭りよ!!
日が暮れていき、世紀の祝祭にほろ酔いの観衆たちと、聞き取れない方言に異国感を感じつつ
言い表せないローカルのお祭りムードとともに熱くなる血と高鳴る鼓動。
ついに生で見ることのできたこの地方の獅子舞。
わたしの地元の獅子舞と大きく違う特徴といえば。。。
花の披露と口上
「とざいとぉぉお〜ざぁあ〜いぃ!」で始まる口上。
「ガマの油売り」や「ういろう売り」を連想する、時代を感じる言い回し。
それが受け継がれていることやそれに対して観衆からも合いの手や野次が飛ぶこと。
舞台で言うところの前説のような、場をグッと掴む感じ。
なるほど。
お花代と言うのは共通だけど、この習慣は地元にはないわぁ〜
天狗
地元にも天狗のお面や花笠をかぶった子どもの役はあるけど、全然違った!
天狗の衣装は豪華で、獅子よりも目立つ目立つ。
完全に主役。
大人とシンクロ演舞するスーパーキッズもいたり。
軽快に飛び跳ねて、運動量も半端ない。
うん、かっこいいわ。こりゃ惚れるわ。
獅子の中の人
学術的に言うと、香川県の獅子舞の多くは「二人だち」と呼ばれる、頭と前足担当・尻尾と後ろ足担当の二人組だ。
ここの獅子の中の人は縦一列に複数人いて、ムカデのように足を合わせたステップをする。
学術的に言うところの「多数だち」というやつらしい。
更に、ユタンに手を出す穴があるところもあり、一人一人の位置が決まっているようだ。
ユタンの柄
香川県の獅子舞といえば豪華でカラフルなユタンが特徴。図案も様々で獅子たちが集まればまるで美術館のようになる。
羽咋神社のお祭りで見た獅子たちのユタンもカラフルだけど、図案というか、テーマが同一のように感じた。
毛と牡丹の花。
獅子牡丹で統一されているようだ。
東京は夏日〜真夏日でも
やはり雪国。寒い〜!
令和ちゃんが気温の調整できない風刺絵まで出回るほど暑かったGWだけど、流石にここは寒い。
あまりの冷え込みに耐えられなくなり、祭りの前半が終わったところで銭湯に逃げ込む事となった。
う〜ん、厚着してくれば最後まですっかり観れたのに残念。。。
湯船で冷えた身体を解凍して再び羽咋神社へ。
はくい獅子舞保存活性化実行委員会の面々と再合流して交流会へ。
もうね、時間足りない( ´ ▽ ` )
しかも、獅子舞応援団代表の中川家の先祖が石川県出身でして。
行き詰まっていた家系図も地元民に聞けば一発解決で、古い住所から新しい住所を教えてもらい、
更には曽祖父の本家の家系がわかり、2019年のお盆に先祖本家に伺う事まで決まってしまった。
獅子舞がつなぐ縁、なんと感慨深いことか。
一期一会が織りなす奇跡を堪能中でございます。
次は中川家ルーツを辿る旅でお会いしましょう。
その折には獅子ワールド館にも行っちゃうよ〜
獅子ワールド館:https://ishikawa.fun/19425.html
※※※おまけ※※※
羽咋市といえばUFO
ここまでのBGM
「令和」ゴールデンボンバー
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